豆ヌードルって知ってますか?小麦の代替麺になる様々なメリット


豆ヌードルとは、えんどう豆、大豆、ひよこ豆などを原料に作られた麺類のこと。これまで、麺類の原料と言えば小麦粉が一般的でした。近年は素材が多様化しており、豆、米、玄米、ケール、モロヘイヤ、カリフラワーといった穀物や野菜などさまざまです。

 

 

 

「環境や社会に配慮したSDGs意識」の高まり

もう一つの理由が、地球環境やよりよい社会のために配慮したSDGs的な意識の高まりです。以前から、‟こんにゃく麺”や‟米粉麺”などの代替麺はありましたが、どちらかというとダイエットや健康のために選ぶという傾向が強いものでした。

 

 

 

そうしたことから、「環境負荷の少ないプラントベースフード」の一つとして、小麦だけではなくさまざまな植物性素材で作ることができる「麺」が注目されるようになったと考えられます。「環境や社会への影響を考えた食」を提供したい企業、それを選びたい消費者という双方のニーズの相乗効果で、豆ヌードルをはじめとした代替麺のバリエーションが増えていると推測できますね。

 

 



 

 

クックパッドでの検索頻度を見ると、「豆ヌードル」のキーワードではまだ少ないものの、「ミツカン」が2020年9月に発売した黄えんどう豆100%の豆ヌードル「ZENB」を使ったレシピの検索頻度は増加傾向です。いずれの月も前年比で上向きに推移しています。

 

 

 

また、2022年8月に「キッコーマン」から「大豆麺」シリーズが発売されて以降、「大豆麺」の検索数も上昇しています。現状では商品ごとのインパクトが強いと読み取れますが、今後は豆ヌードルという食材そのものへの興味関心も一層高まっていくと予想されます。

 

 

 

健康、環境、栄養面でも「代替麺」ジャンルは拡大の兆し

今後も、健康や環境を意識した生活者の消費傾向はより強くなり、食の多様化もますます進んでいくでしょう。そうした中、プラントベース、アレルギー対応も可能な豆ヌードルはポテンシャルの高さがあります。種類が増えるほど、より多くの人が自由に麺類を楽しめるようになります。

 

 

 

また、豆ヌードルでタンパク質摂取量を増やしたい、野菜麺で野菜の摂取量を増やしたいなど、摂りたい栄養素にあわせて好みの麺を選ぶという機会も増えていくはずです。「糖質を摂らない、制限する」といった傾向から変化しつつある、「糖質を抑えながら健康的に食を楽しみたい」といったニーズにもフィットします。

 

 

 

まとめ

社会や人の価値観など変化の激しい時代の中で、さまざまな素材で作ることができて多様なニーズに対応する代替麺。新しい◯◯ヌードルの登場にこれから期待がさらに高まります。